2025.04.22
アーティスト紹介
第二回ゴールデン学生サポーター成果報告 安藤 瑚夏
『ゴールデン学生サポーター成果報告レポート』
安藤 瑚夏
私はゴールデン学生サポーターになる前は様々な画材を使って半立体作品を制作していました。
ちょうどサポーターに選出された時期に鑑賞者を引き込むような空間に興味を持ち始めインスタレーションに挑むようになりました。
ですがサポーターになってからなかなか画材は平面に扱うという固定概念が振り払えず、うまく画材とインスタレーションが結びつかず、悩んでいました。ですが、悩んでいる分ドローイングがインスタレーションにどのような影響を生み出すのか、無意識に考えるようになっていました。そういった目線から様々なアーティストを見ていくと、やはりドローイングをしていると有機的に空間を展開できていたり、あらゆる角度からどのように鑑賞者に見られているのか、広い視野を持って作品に起こすことができていることに気づき、これからいろんな画材や素材に触れて手を動かしていく必要があることに気づきました。
最近は、少しずつ手を動かせるようになり、画材を扱って空間にドローイングしていくことに抵抗が無くなってきました。その中でも1つ、作品に繋がるか分かりませんが、ドローイングとしてGAC400を使って気球のような浮遊を連想させるドローイングを始めました。

『ドローイング』 300×200mm GAC400 風船 毛糸 2024年
GAC400は、繊維硬化剤で本来キャンバスの布地を固めるのに使うものですが、私は風船に毛糸を巻き付けGAC400を含ませてドローイングしてみました。
GAC400は、毛糸一本一本を頑丈に硬化させることができ、ボンドでやるよりもダマができにくい為、とても綺麗に硬化させることができました。

『ドローイング』 300×200mm GAC400 風船 毛糸 2024年

『ドローイング』 300×200mm GAC400 風船 毛糸 2024年
また、生地の薄い布であれば、布で型を取ることも出来ます。実験としてガラス瓶につくのかも試してみたところ、とても頑丈にくっつきました。毛糸を変えることで和紙のような質感になったりもしてGAC400が持っているテクスチャーは可能性があると思いました。
私はこれらのドローイングがきっかけで、画材はキャンバスだけのものではなく、空間にドローイングをしてもいいのだと気づくことでき、ドローイングの幅がうんと広くなりました。これはゴールデン学生サポーターを通して出会う事の出来た貴重な経験でした。ゴールデンには、他にも魅力的なテクスチャーの画材が沢山あるので、これからも素材研究をしながら空間にドローイングしていきたいと思います。

『Schein』 サイズ可変 ミクストメディア 2024年

『Schein』 サイズ可変 ミクストメディア 2024年

『to know』 サイズ可変 ミクストメディア 2024年

『to know』 サイズ可変 ミクストメディア 2024年
安藤瑚夏 Konatsu Ando
2002 宮崎県生まれ
2021 女子美術大学 芸術学部美術学科 洋画専攻 入学
2022 「滔々」ギャラリー国立 東京
「# ffff00」アメリカ橋ギャラリー東京
「プリズム」anko Solo Exhibition スペースくらげ 神奈川 2023
「1/fゆらぎ」スペースくらげ 神奈川
第二回ゴールデン学生サポーター選出
SUPER OPEN STUDIO2023 スペースくらげ神奈川
2024「脱皮展」クスナミキ・ギャラリー 宮崎









