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2026.01.16

第3回ゴールデン学生サポーター成果報告 細谷 虎太郎

〈ゴールデン学生サポーター成果報告レポート〉

細谷 虎太郎

 

 今回、私はゴールデンアクリリックスのヘビーボディを主に使用しました。 ゴールデンアクリリックスのヘビーボディを使用した3m×3mのドローイング作品を発表しながら、ゴールデンアクリリックスのアクリル絵具の特徴や感じたこと、油彩との共通点や相違点等を紹介していきたいと考えております。
 

 私は日常的な風景や物を、濾したり、咀嚼するようにキャンバスにイメージとして変換するような絵画作品を主に油彩で制作しています。具象物を非常に精巧に描くことではなく、触覚的に描くことに比重を置いているので、濾されたイメージに合わせる為、油彩の凹凸による表情や抑揚を大事にしています。ゴールデン学生サポーターの座談会でのゴールデンアクリリックスの説明において私は、ゴールデンアクリリックスのヘビーボディに特に関心がありました。
 元々私は幼少期からアクリル絵具に触れていたことがあり、アクリルの特徴の一つである乾燥時間の短さは、自分の性格上非常に助かっていたと思います。ただ、高校の終わり頃に油彩の持っている重厚な色彩や、透明色が作り出す深さと湿度、絵の具の質感が強く残る点に惹かれ、アクリル絵具に対しどこか軽さや、チープさを感じてしまい、大学に入学後はほとんどアクリルを使う機会は無くなってしまいました。 今回のゴールデンのアクリル絵具を使用してまず最初に感じた点は、ゴールデンアクリリックスは従来のアクリル絵具のイメージである軽さや、チープな印象を大きく変えてくれたと感じております。

 

『曼荼羅』

3300mm×3000mm 紙にアクリル絵具 2025

 

 こちらの作品のグレーの色彩の部分に注目していただくと、従来のアクリル絵具とゴールデンの違いがよくわかると思います。グレーそのものにも深みや重厚なイメージもありますが、今回はそのグレーの上からインディアンイエローやウルトラマリンを重ねています。インディアンイエローやウルトラマリンは油彩で普段から使用している透明色で、画面に置いて非常に深みを出してくれる役割を持ちますが、ゴールデンはそれらの特性に加え、アクリル絵具の利点である速乾性を持っていたので非常にこれが使いやすく、重宝していました。 また、画面上部にゴールデンのカドミウムレッドを使用しているのですが、自分は油彩でカドミウムレッドを使う際、画面全体ではなくポイントとして置くようなイメージで使用しています。アクリルや水彩等であれば、重たい印象はあまりないのでポスター的に全体に使うこともあるのですが、油彩で全体的に使うとなるとやっぱり重たさや空気が詰まったような印象があり、ポイントで置くことになりがちでした。油彩においてカドミウムレッドは、それこそ画面の印象をすぐに変えてしまう力を持っている為、使用する際、非常に緊張感やプレッシャーのようなものが出てくるのですが、ゴールデンのカドミウムレッドも発色の良さや物質の強さ故なのか、それらの性質が出ていて、カドミウムレッドがしっかりカドミウムレッドの役割をしていると強く感じながら制作できたと思います。そう言った点において、ゴールデンアクリリックスは限りなく油彩のイメージで扱える画材として意識していたと思います。

 

 

細谷 虎太郎

Instagram:https://www.instagram.com/hosoyakotaro/

 

〈経歴〉

2001 東京都生まれ

2020 東京造形大学造形学部絵画専攻領域 入学

2024 東京造形大学造形学部絵画専攻領域 卒業

現在  東京造形大学造形研究科美術研究領域 在学中

 

〈展示・受賞歴〉

2022  グループ展「imagine joy」 GALLERY33 NORTH

 

2023 第58回神奈川県美術展 入選

   個展「microscope」 mime

           東京造形大学卒業・修了制作展「ZOKEI展 」 ZOKEI賞 受賞

 

2024 交流展示プロジェクト東京造形大学×名古屋造形大学
   「もしもし、見えますか もしもし、聞こえますか」 東京造形大学 ZOKEIギャラリー/名古屋造形大学メインギャラリー

 

2025 グループ展「UNIVERSE 25」KOGANEI ART SPOT シャトー2F

 

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