2025.06.12
アーティスト紹介イベント・展示会のお知らせ
小松孝英展「MICROCOSM」06/07~06/22 取材日誌
ゴールデンアクリリックスで琳派風の美しい作品を制作されている小松孝英先生の個展が東京の『みぞえ画廊』で行われています。
小松先生は今年のアートフェア東京でも取材させていただきましたが、今回もゴールデンアクリリックスを使用した新たな新作を発表されていました。
個展会場である東京の『みぞえ画廊』さんは、田園調布の高級住宅街にある邸宅が丸ごと画廊として使われています。
素敵な日本家屋に小松先生の作品が展示されており、アートフェアで作品を拝見するのとはまた違った印象で作品を堪能できました。

この作品はアートフェアでも展示されていた作品ですが、和室の床の間に展示されると、日本家屋の空間と相まって、作品がより魅力的に感じられます。

床の間の前には、金箔地の作品から飛びだしてきたような蝶の立体作品がありました。
平面と立体の境界を超えた空間の演出が素敵です。
今回もゴールデンアクリリックスのクラックルペーストやマイカフレークで制作された作品が展示されていました。

クラックルペーストを使用した作品。クラックルペーストの上に貼られた金箔と銀箔、更には地塗りの黒のコントラストが、日本家屋の土壁の素朴な風情によく似合います。

こちらは金箔地とマイカフレークを組み合わせた作品。
安土桃山時代にこのマイカフレークがあったら、尾形光琳もこの素材を使ってくれたでしょうか・・・。

こうした新しい素材を大和絵の美しさに昇華する装飾性の技量もさることながら、その緻密に描き込まれた描写に改めて魅せられました。





この美しいし色彩は、ゴールデンヘビボディアクリリックスを使われているとのことです。
小松孝英先生の作品は、現代に流通している最新の絵画材料を使用していますが、その作品は、日本の伝統的な大和絵の風格そのものです。
背景の金箔に引けを取らない絵具の物質としての強さと、それを巧みに組み合わせる作家の技量を存分に堪能でき、今回も絵具屋冥利に尽きるとても素敵な展示を拝見させていただきました。
小松孝英展「MICROCOSM」 https://takahidekomatsu.com/
会期:2025/06/07~2025/06/22









