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2025.03.12

商品紹介アーティスト紹介

アーティストインタビューINアートフェア東京2025 小松孝英先生

東京国際フォーラムで 3月7日(金)から 3月9日(日)の 日程で行われた アートフェア東京2025 の会場で、

ゴールデンアーティストインタビューにご登場いただいた小松孝英先生のブースに伺い、ゴールデン製品で制作された作品についてご説明いただきましたのでご紹介します。

小松孝英先生と言えば、琳派風の金箔地の作品で知られていますが、ゴールデンのメディウムを駆使したマチエールが魅力の作品も発表されています。今回はその作品について詳しくご説明いただきました。

 

まずはこちらの二つの作品。ゴールデンクラックルペーストと箔を組み合わせて制作された作品です。

制作方法などもご紹介してしまってもよろしいのですか?

と伺ったところ、とても気さくに「どうぞどうぞ」とおっしゃっていただきましたのでご紹介します。

木製パネルにキャンバス生地を貼り、ジェッソなどで下地の色を塗布。その上にクラックルペーストと箔を貼って制作されています。クラックが入りすぎてキャンバスから剥がれた部分は、バランスを見ながら剥がして、アイソレーションコートなどで補強して仕上げられているとのことでした。

この黒い作品は陰影がとても素敵な作品。使用している色は作品に吸い込まれそうになる「黒」一色ですが、クラックルペーストがもたらす陰影がとてもドラマチックなアクセントになり、複雑な表情が表現されています。

 

こちらはパールマイカフレークスモールを使って制作された作品です。繊細に描かれた蝶の部分と、マイカフレークを塗布したざらざらと輝く部分の対比が魅力的な作品です。この二極性を地塗りの黒が調和させている素敵な作品です。

 

こちらも同じくパールマイカフレークスモールを使用した作品。作品中央の部分は貝殻を貼り付けているとのことです。作品を目の前にすると、見る角度で貝の輝きが変化して、宝石のようでとてもきれいな作品でした。

 

小松先生の作品は、繊細に描写された作品から実験的な作品まで、様々な表現スタイルを用いて制作されていますが、その作品からはある種の統一感を感じてなりません。それは、とても綿密に構築された丁寧な仕事とともに、鑑賞者目線で制作をされているであろう描き手の気持ちのようなものが伝わってくるからだと思います。

常に鑑賞者を楽しませたいというプロ意識が、ゴールデンの特殊なメディウムを作品に取り入れていただいている所以なのかなと、お話を伺っていて感じました。

アートフェア初日のお忙しい時間帯に伺ったのにもかかわらず、気さくに、丁寧にご対応いただきましたこと、感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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